ブラックハットSEOの危険性

検索エンジンの裏をかく施策であるブラックハットSEOは、少し前までは上位表示のために必要な行為でした。

しかし、検索エンジンが発達していくにつれ、ブラックハットSEOはあまり通用しなくなりました。ブラックハットSEOは、現在では危険な対策であると考えられています。

では、ブラックハットSEOはどういった点が危険なのでしょうか。

ペナルティを受ける

ブラックハットSEOを行っていることが発覚すると、検索結果から追放されます。

Googleは品質に関するガイドラインに準じていないサイトを検索結果から除外しています。

ペナルティを受けた場合、主要のキーワードでまったく上位表示されなくなります。検索エンジンからの流入に頼り切っていたサイトがペナルティを受けた場合、今後のサイトの存続にかかわってくることになるでしょう。

インデックスから削除される

また、施策が悪質であったり、以前に何度もスパム行為を行っていたりした場合、二度と検索結果に表示されなくなることがあります。これを「インデックス削除」と呼びます。

インデックス削除を受けると、そのページが検索結果にまったく表示されなくなります。

通常のペナルティなら、ページを修正して再審査リクエストを送れば、ほとんどの場合数週間で解除されますが、インデックス削除を受けた場合、再審査リクエストを送ってもインデックス削除が解除されないことがあります。

ペナルティが解除されず、二度と検索結果にサイトが表示されないようになってしまった場合、ソーシャルメディアなどの検索エンジン以外の経路でユーザーを呼び込まなければなりません。そのため、検索結果に表示されなくなった場合、今後のサイト運営は非常に厳しくなってしまいます。

検索エンジンの性能は日々向上しています。ブラックハットSEOを行っているほとんどのサイトはペナルティを受け、上位表示されなくなってきています。そして、これからも、検索エンジンの性能は向上していくことでしょう。

また、将来的に考えると、数十年後には検索エンジンの性能が飛躍的に向上し、検索エンジンが人間と同じようにサイトをクロールできるレベルまで向上するかもしれません。もし、現時点ではそのブラックハットSEOが通用していても、検索エンジンの性能向上によって、いずれは通用しなくなってしまうでしょう。そのため、これから長く運営していこうと考えているサイトではブラックハットSEOを行わないことをおすすめします。

相互リンクを行っているサイトを調査

先ほどは、ブラックハットSEOによってペナルティを受ける可能性について書きましたが、そもそも、実際にブラックハットSEOを行っているサイトはペナルティを受けているのでしょうか。

ここでは、ブラックハットSEOの一種である相互リンクを行っているサイトを調査しました。

今回は、ある相互リンク支援サイトに登録されているサイトがペナルティを受けているかを検証しました。相互リンク支援サイトに掲載されているサイトを「site:」コマンド検索で調べたところ、調べた4サイトすべてはGoogleのインデックスから削除されていました。以上のことから、相互リンクの危険性は非常に高いといえます。

なお、具体的なサイト名などは非公開です。

「site:」コマンドは、Google検索のコマンドの一つです。

このコマンドは、Googleへのページのインデックス状況を調べるためのコマンドです。「site:」に続いてURLを入力し、検索すると、インデックスされているそのページと下層ページが一覧表示されます。

例えば「example.com」のインデックスを調べたければ、Googleの検索バーに「site:example.com」と入力すると、Googleに登録されている「example.com」のインデックスを一覧表示させることができます。

なお、このコマンドでは表示対象のすべてのページが表示されない場合があるので、注意が必要です。

ブラックハットSEOにあたる行為

ここでは、ブラックハットSEOに当たる行為の一部を紹介します。

コンテンツの自動生成

昔、機械生成されたコンテンツなどで不正に検索エンジンからの評価を上げる手法が横行していました。

この手法をとっているページは、昔までは上位表示されていましたが、現在では、そのようなページのほとんどは検索結果から抹消されています。そのため、検索結果でコンテンツの自動生成ページを見かけることはほとんどありません。

また、もし自動生成されたコンテンツを使ったページで一度は上位表示できたとしても、いずれは検索エンジンの改良によって検索結果から排除されるでしょう。

有料リンクの購入

また、昔に横行していたブラックハットSEOの手法の一つとして、PageRankを転送するリンクを作成するためのリンクを購入する行為があります。

PageRankを転送するリンクとは、nofollowの記述がないリンクのことをいいます。Googleからの評価を意図的に操作する目的で、PageRankを転送するリンクを購入する行為は、品質に関するガイドラインで禁じられています。

ディレクトリへの有料登録

検索エンジンからの評価を不正に上げるために、有料でディレクトリに登録する行為は品質に関するガイドラインで禁じられています。

一方、無料でのディレクトリ登録は「過剰」でない限り、許可されています。では、この無料でのディレクトリ登録にはどのような効果があるのでしょうか。

実は、よくディレクトリ登録に否定的な記事を見かけますが、ディレクトリ登録に効果はあります。ただし、検索エンジンのボットの巡回頻度を上げるだけで、上位表示には全く貢献しません。

公開したばかりのサイトはなかなかボットに巡回してもらえず、ボットがクロールするまで一週間以上かかることもあります。
しかし、ディレクトリからのリンクがあれば、公開したばかりのサイトでもボットの巡回頻度を高めることができます。
巡回頻度が高くなれば、サイトにできた新しいコンテンツを素早くインデックスすることができます。

ディレクトリへの登録には上位表示の効果があると期待する人がいますが、それは過去の話です。
今の検索エンジンは低品質なリンクを評価しないようになってきているため、ディレクトリへの登録のメリットは、先ほど挙げたものを除いてほとんどありません。